ギャンブル依存症 保険 カジノ

厚生労働省は、ギャンブル依存症の治療に、来年度から健康保険を適用する方針を固めたようですが、なぜこのような判断に至ったのでしょうか。

ギャンブル依存症 保険 カジノ

世界保険機構(WHO)は、ギャンブル依存症について、ギャンブルを頻繁に繰り返し、自分の社会・職業・家族的価値を損なうほど生活を支配する障害と定義している。

出典:世界保健機構

健康保険を適用する理由とは?

国内では、カジノを含む統合型リゾート(IR)の開業を可能とするIR実施法が昨年7月に成立したことにより、諸外国では当たり前に行われているギャンブル依存症対策が日本では全く行われていない現状を改善するために、ギャンブル依存症患者に対する適切な医療体制の整備が急務と判断したようですが…

確かに、

数字を見ると、日本のギャンブル依存症は年々増加しています。

平成29年には3499人が治療を受けました。

平成27年に、国立病院機構久里浜医療センターが行った調査によると、ギャンブル依存症が疑われる人は全国に約320万人いるそうです。

依存症約320万人の根拠とは?

この調査は、成人1万人を対象にして行われ、回答者4685人のうち生涯ギャンブル依存症が疑われる状態になったことがある人は3.6%とあます。

成人の3.6%国勢調査のデーターに当てはめると約320万人になると言う計算です。

320万人ってすごい数ですよね!!

東京都の人口が約927万人なので、その内の35%がギャンブル依存症とはとてつもない数字です。

この調査によれば、日本は、ダントツで世界一のギャンブル大国です。

ダントツで世界第1位の国とは?

ギャンブル依存症チェックリスト

国    報告年  対象数  割合
日本   2017   4,685  3.6%
フランス 2011    529  1.2%
ドイツ  2009   10,001  0.2%
スイス  2008   2,803  1.1%
オランダ 2006   5,575  1.9%
カナダ  2005   4,603  0.9%
イタリア 2004   1,093  0.4%
※(男性6.7%、女性0.6%)

出典:国立病院機構 久里浜医療センター

日本が他の国に比べてダントツで一番です。

この結果に驚いた厚生労働省が、「こんなに多いんだから健康保険を使ってギャンブル依存症を治療しよう」という考えになったと思います。

それでは、具体的にどのように治療するのか見てみたいと思います。

ギャンブル依存症の治療法とは?

集団認知行動治療プログラム

具体的にはアメリカ、カナダ、オーストラリアなどで開発された集団認知行動療法プログラムなどを参考にした集団療法プログラムを複数人で受けるという治療です。

すでに35の医療機関で181人を対象に、このプログラムで治療を試み、治療前と後では明確に差があったようです

反対意見は出なかったのか?

今回のこのギャンブル依存症に健康保険を適用するかという決定は、中央社会保険医療協議会というところで議論され決定しました。

ギャンブル依存症の治療に健康保険が使えるという決定は、満場一致ではなく、審議会では、保険適用には反対のメンバーもいたようです。

その反対派の主な意見はというと…

  • ギャンブル依存症は自らまいた種であり自分の努力で回復すべき
  • 保険適用で安価で治療出来ると依存症患者が増える可能性がある
  • ゲームやスマホの依存症も保険治療を認めざるを得なくなる

まともな人もいるじゃないですか~^

ここで重要なことが一つあります。

それは、

日本はカジノも無いのにギャンブル依存者数No.1
日本はカジノも無いのにギャンブル依存者数No.1
日本はカジノも無いのにギャンブル依存者数No.1

世界1位だから…いいってもんじゃないです。

カジノも無いのにブッチギリで世界1位の日本は何でそんなにギャンブル依存症が多いのでしょうか。

日本でギャンブルとしてあるのは、競馬・競輪・競艇、そして、パチンコです。

世界1位に輝いた…

原因となる理由は、そうです!

パチンコです。

今まで何もしてこなかったのに、カジノIRで脚光を浴びからと言って健康保険で治療するとは、何かしっくりこない気がします。

カジノには入場料6,000円と週3回まで月10回までの入場制限の見込みです。

ならば…


パチンコも規制が必要じゃないのでしょうか。

なぜならば、今のパチンコは、

入場無料で回数制限もなし、おまけに年齢チェックもなし!

ギャンブル依存症だけを考えるとすれば、カジノじゃなくて、まずパチンコ規制が最優先候補じゃないでしょうか。

まとめ

難病も出産も、そして不妊治療も保険適用外で、まだ出来てもいないカジノを想定して保険適用にするのは納得出来ないと思っているの人は多いと思います。

それにしても、日本のギャンブル依存症の患者の数がスゴイですね。

これだけの患者数がいるなら、その治療の分野でも一番進んでいていいはずの日本が全く今までしてこなかった事実の方が怖いような気がします。