オンラインカジノのカジスロと日本のパチスロの違い
オンラインカジノのスロットはパチスロ風がトレンドになりつつあります。
また、パチンコ、パチスロファンでなくても、オンラインカジノのカジスロと日本のパチスロとの違いについて気になる人も多いと思います。
そこで、今回はカジノのカジスロと日本のパチスロの違いについて調べてみました。
カジノのカジスロと日本のパチスロの違い
カジスロとパチスロの3つの違い

オンラインカジノのスロットとパチスロとの違いを比較する前にランドカジノのスロットとパチスロの違いを動画を交えながら紹介します。
ジャックポット(大当たり)金額が違う!
ランドカジノとパチスロの一番の違いは当たった時の金額の違いです。
上記画像はラスベガスのカジノで1.5億ドル(約1.7億円)のジャックポット が当たった時のものです。
カジノでのジャックポット(大当たり)には日本円で億を超えるものも少なくありません。
ラスベガスにあるカジノで30分弱で18,000ドル(約200万円)のJackpot(大当たり)を出した女性の動画です。
日本のパチスロの場合、開店と同時にシャッターを潜って優良台をゲットとして閉店ギリギリまで打ったとしても20万円ほどが限界じゃないでしょうか。
一方でオンラインカジノのスロットでは一発当たれば数十万円、数百万円、また大当たり(Jackpot)が出れば、億単位をゲットできる可能性がもあります。
ルールの複雑な日本のスロット
日本のパチスロは近年色々と複雑になってきています。
目押しや当たりやすいゲーム数、00回転回せば必ず当たる…など、さまざまな知識が必要になります。
知らないでプレイすると、1万円なんかあっという間に飛んでしまいます。
また、台ごとに設定があり、出ない台はまったく出ません。
仕事帰りにちょっと遊んで帰ろうと思ってパチンコに行ったのはいいですが、出る台はすでに人がプレイしていて仕方なく開いてる台を試してみた。
オンラインカジノのスロットはどうなのでしょうか。
オンラインカジノのスロットは簡単に言うと、クリックボタンひとつで遊べるゲームです。
しかし日本のパチスロと同じく、ほぼ全ての機種にボーナスゲームが搭載されています。
その期待度満点のボーナスゲームを引いた時には、ベット額の何十倍、何百倍もの賞金の獲得チャンスがあります。
カジノスロットテクニックが一切不要
オンラインスロットもパチスロも、メダルやコインを賭け、回転したリールの絵柄が揃えば勝ちという原則は同じです。
パチスロとの主な違いは、まず目押しや台の状態を回転数などから見極めるといったテクニックが一切不要な点です。
逆にそれこそがパチスロの醍醐味とも言えますが、経験やテクニックの介入しない、全くの運試しというところが、カジノスロットが初めてでもプレイしやすい理由です。
パチスロの場合、設定のいい台を確保するためには朝早くから店の前で並び、順番待ちをし、基本的にプレイ時は台の前に座りっぱなしです。
しかし、オンラインカジノスロットには煩雑な操作はいりません。
もちろん、自分でリールを回しストップさせることも可能ですが、当たるかどうかはRNG(乱数発生装置)がはじき出す完全な乱数なので、プレイヤーのテクニックで当たりの確立を大きくすることはできません。
オンラインカジノのスロットゲームでは、自分がベットしたい金額やスピンしたい回数をあらかじめ設定し、すべて自動でスピンさせるオートプレイにすることも可能です。
次にカジスロにもパチスロにも共通するスロットの基本用語を簡単に見て行きましょう。
スロットの基本用語
最初に覚えておきたいスロットの基本用語は以下のとおりです。
リール

リール3個がスロットの基本で、最近では5個、7個といった多くのリールを組み合わせたビデオスロットが登場しています。
ライン

ラインに絵柄がそろえば当たりです。
昔のスロットは直線が一般的でしたが、最近のカジノのスロットやオンラインカジノでプレイするスロットは斜めや、途中で曲がったりするような、少し複雑なラインが多数あるので、当たりやすくなっています。
ベット

スロットではラインごとにベット出来きます。
複数あるラインの1つにだけベットすることも可能ですが、勝率を考えれば常に全てのライン(マックスライン)にベットするほうが有利となります。
オンラインカジノなどでは、自動的にマックスラインにベットする機能もあります。
ジャックポット

オンラインカジノなどでは少し違うニュアンスで使われることがあります。
ジャックポットにはフラットとプログレッシブの2種類があります。
フラットはあらかじめ賞金額(倍率)が定められています。一方プログレッシブは、オンラインカジノの場合、同じ機種でスロットをプレイするプレイヤーの掛け金が数パーセントずつ積み立てられ、運のよいプレイヤー1人が大当たりとして積み立てられた賞金を獲得するというシステムです。
ジャックポットでは一回出た後の当選者の賞金が積み立てによっては小さくなる場合がありますので、「最低保証一万ドル」といったように、ジャックポットの賞金の最低額を高額に保証するようなスロット機種も存在します。
オンラインスロットの画面上にジャックポットの積立金が表示され、刻一刻と賞金が大きくなっていくので一獲千金の夢が広がりますね。
フリーゲーム
フリーゲームとは、絵柄の揃い方によって次回以降のゲームが10回、あるいは15回などと決められた回数分ベットをせずに無料でチャレンジできるゲームをいいます。
フリーゲームの最中は絵柄がそろう確率がアップされているので、このフリーゲームの最中にどのくらいあたりを出せるかで獲得賞金が大きく変わってきます。
パチンコの確変に少し似ている感じです。
その他にも、オンラインカジノでは特定の図柄がどの図柄にも共通となるようなルールや、1つの絵柄でも当たりとなるようなルールなど、様々な特殊ルールがスロットの種類ごとに設定されています。
次にスロットマシーンの進化の系譜をまとめて見ました。
スロットゲーム50年の進化
バネ仕掛けのリール回転

初期のスロットマシーンの構造はバネ仕掛けでリールを回転させるものでした。
そのためスロットやり方としてはバネを引くために大きなレバーが取り付けられていました。
バネを動力源にするためリールの停止やシンボルの検知は歯車やアームや接点式スイッチにより機械的な方法で行なっていたのでどのシンボルが出るのかはリールが停止するまでわかりませんでした。
1980年代になるとステッピングモーターが導入されてスロットやり方が大きく変化してスロットカジノが大きく飛躍します。
ステッピングモーターというのは簡単にいうと回転軸の上下左右に電磁石を配置してそれを順番に磁力化することで回転軸を回す仕組みです。
リニアモーターカーが動くのと基本的には同じ仕組みです。
このステッピングモーターの登場でリールを指定した場所に停止させることができるようになり、従来にくらべて射幸性が大きく改善してスロットカジノブームを引き起こしました。
バーチャルリールの登場

ステッピングモーターにはリールが停止する場所を指示するコンピュータープログラムを記録したIC基盤が実装されています。
このプログラムには仮想のシンボルグループ(バーチャルリール)が用意されその中からRNG(乱数発生装置)が実装され、ステッピングモーターが停止する番号を決めています。
このバーチャルリールでシンボルを決めてステッピングモーターでリールを止める仕組みによりスロットやり方が大きく変わるとともにスロットカジノブームが起こるだけでなく今のオンラインスロットにもこの理論が採用されています。
プログレッシブジャックポットの登場

プログレッシブジャックポットはジャックポットという大当たりの一つです。
上記画像のプログレシブジャックポットは9億6200万ドル(約10億円)。
プログレッシブジャックポットは普通のあたりとは桁の違う金額が払い戻されます。
だいたい通常のあたりだと数ドル–数十ドル程度ですがジャックポットは数百万円になります。
どういうことかというと例えば自分がスロットを回すとその台かその機種のネットワークに一定の割合で自分の賭け金の一部が積み立てられていくということです。
その台かその機種のネットワークかはプログレッシブジャックポットの種類によって異なります。
プレイするひとが多ければ多いほどどんどんプログレッシブジャックポットが溜まっていくことになるので当たった人には数億円–数十億円以上の金額が配当されることもあります。
プログレッシブジャックポットには3種類あり、
- スタンドアローン型:その機械に貯まる
- リンクドプログレッシブ型: カジノにある同一機種のネットワークで貯まる
- ワイドエリアプログレッシブ型: 他のカジノも含めて同一の機種のネットワークで貯まる
ビデオスロットが発展したからこそ生まれたこのジャックポットは一攫千金を狙うスロットカジノユーザーにとても人気があります。
オンラインスロットの時代へ
パソコンや携帯電話の通信技術は10年間で飛躍的に向上しました。
携帯電話では、
- 3G:第3世代移動通信システムは3.9G世代移動通信システム
- 4G:第4世代移動通信システムが普及
- 5G:10Gbpsの第5世代を準備
これまでと全く異なる次元の速度で通信できるようになったことからより手軽に大容量のデータをやり取りできるようになり、オンラインカジノのような複雑なサービスもスムーズに楽しめるようになりました。
オンラインのギャンブルにしめるオンラインの割合は2011年のおよそ6%から2019年にはおよそ12%に増加しますます勢いを増しています。
高速の移動通信技術によりリアルカジノのカジノスロットと同じクオティのオンラインスロットカジノやビデオスロットが楽しめるようになりました。
この流れがかつて日本で30兆円産業と呼ばれたパチンコ、パチスロ業界にも訪れているようです。
DK-SIS白書によると現在20兆円規模、粗利3兆円という巨額のビジネスのパチスロもオンラインスロットという名前のオンラインパチスロがインターネットで目立ち始めています。
DK–SIS白書とは、パチンコ業界の動向について、ダイコク電機が会員店舗からの情報を収集・分析し、バチンコ業界の実状と今後の動向予測した白書です。
パチスロと融合したカジスロ
インターネット上でプレイするオンラインカジノのスロットゲームも、近年とても人気があります。
ビデオスロットと呼ばれ、アニメーションやサウンドもクオリティが高く、プレイヤーを飽きさせません。
多くのカジノサイトで何百という種類のゲームが提供されています。
続々とリリースされるカジノスロットですが、既存のスロットゲームとの差異化を図るためか、パズルゲームのような仕組みになっていたり、凝ったボーナスゲームが搭載されている娯楽性の高いゲームが増えてきています。
そして遂に、パチスロとカジノスロットが融合したスロットゲームが登場しました。
Japan Technicals Games制作したカジスロの代表作:
- ハワイアンドリーム(Hawaiian Dreams)
- バトルドワーフ(Battle Dwarf) 2019年7月にリリース
ハワイアンドリーム

パチスロの要素を取り入れた、モバイル専用スロットゲーム「ハワイアンドリーム」。
リリース以来日本人プレイヤーに絶大な人気を誇っています。
パチスロの「リプレイ」や連続の確率が異なる「7」なども搭載され、海外産のカジノスロットにはイマイチ馴染めなかったパチスロファンをも納得させる作り込みと評判です。
還元率は97%と高めです。
バトルドワーフ

2019年7月に登場した、パチスロ仕様のカジノスロット「バトルドワーフ(Battle Dwarf)」。
上記「ハワイアンドリーム」に続く第2弾として、日本のカジノファン期待の新星Japan Technicals Games社が手掛けています。
目玉は何と言っても、モンスターとのバトルでフリースピン獲得数が決まるエキサイティングな機能です。
戦わないで逃げてもフリースピンは獲得できますが、戦って勝利するとずっと多くのフリースピンが貰えます。
このようにプレイヤーの判断が介入できるオンラインスロットはあまりないですね。
ゴールデンドリーム

Golden Dream(ゴールデン・ドリーム)は、Golden Hero(ゴールデン・ヒーロー)社がリリースした3リール5ラインのスロットゲームです。大人気機種のHawaiian Dreamの続編にしてパワーアップした機種と言えるでしょう。
さらに「高配当」という部分に重きを置いたフリースピンシステムとボーナスを搭載しています。
還元率は96.41%とギャンブル性が高い分やや低めです。
パチスロより高い還元率
プレイヤーが賭けた金額全体から胴元の取り分を差し引いた、プレイヤーに払い出される金額の割合を還元率と言います。
全体的な数字だけを見ると、パチスロの還元率は一般的に70%から、最も還元率が高い設定でも90%ほどとされています。
しかし、この高設定のスロットを数多く設置している店舗はそう多くはありません。
一方でオンラインカジノスロットは殆どが95%~98%と、限りなく100%に近い還元率を誇っています。
各ゲームの還元率は、ゲーム内のインフォメーションで確認する事もできます。
まとめ
カジノスロットの払戻金もパチスロに比べるとケタ違いです。
ジャックポット、特にプログレッシブジャックポット搭載ゲームの中には読んで字がごとく一獲千金が可能なスロットも存在し、億単位のとんでもない賞金が払い出される事もあります。
また、オンラインスロットの場合、自宅のパソコンでもプレイ出来るし、最近は殆どのオンラインカジノはスマホに対応しているので、出先での空き時間や電車での移動時間などプレイするタイミングは自由自在です。
オンラインカジノの時代到来という感じがしますね。